富山第一高校 創立60周年記念サイト

本校は昭和34年（1959年）5月17日に開校式・入学式を挙行しました。
昭和30年代前半の生徒急増期の頃、多くの中学浪人を抱えその対応に苦慮していた富山市から、当時金沢高校の校長だった本校の初代理事長河合陽徳先生に、市内に私立の高等学校を設立してほしいとの要請があり、本校は誕生しました。

いうまでもなく開校当時の苦労は大変なものであったと、生前初代理事長は語っていました。しかし以来60年、富山県のみなさま方のご支援（初代理事長は、出会った人々の「恩愛のおかげ」と述べています）を得て発展し続けました。

2クラス108名の入学者からスタートした本校は、現在39クラス約1,400名の生徒を擁する大きな規模の学校となっています。この数は富山県最大です。卒業生も3万2千人を超え、多くの卒業生が県内外を問わず、各方面で活躍しています。

本校は富山市にある一私立高校の域を脱し、富山県を代表する高等学校に成長したと自負しています。さらにこの後は校名の通り、富山県第一の高等学校になるよう努力していかなければならないと職員一同考えています。

本校の評価は長く「部活動を中心とする学校」というものでした。しかし、生徒のほとんどは卒業と同時に上級学校に進学します。つまり本校は進学校です。進学校であれば、部活動だけでなく、学習活動・学習指導を疎かにしてはいけないと考えるに至り、まさに文武両道を実現する学校作りを目標に掲げました。
この60周年を機に、本校は生まれ変わらなければならないと考えています。

ここに、これまでいただいた多くの方々からのご鴻恩に感謝し、併せてこの後のご指導ご援助を切にお願い申し上げます。

私は、1959年第一高校創立の年に生まれました。
私の学生の頃は、1学年700人以上いましたので体育大会は学年別体育大会、文化祭も学年別文化祭が行われ、秋の恒例行事の校舎から常願寺川の土手を走る10kmマラソンや国鉄の貸し切り車両で行く九州1週7泊8日の修学旅行、全校生徒2,300人が集結し富山市公会堂を埋め尽くして行われた謝恩会等けた外れに一高でしか出来なかった行事に他校の同級生から「一高ちゃいいの〜」と羨ましく思われていたことを懐かしく思い出します。

あれから40年が経ち令和元年に60周年を迎えた一高は、後輩達が各方面において活躍をしてくれています。たとえば、サッカー部の全国制覇、野球部の甲子園初出場ベスト8、女子春高バレーベスト8、スキー部モーグル優勝、美術部のファッション甲子園優勝等々輝かしい業績を作り、一高の名声を高めてくれている後輩を心から誇りに思います。また、このような富山県1の環境を作って頂き指導をして頂いた河合敦夫理事長にも深く感謝を申し上げます。

我々のOB・OGの1回生は今年76歳です。まだまだ元気です。OB・OG32,000人は政財界において会社経営者、法曹界、音楽界、大学教授、首長、行政公務員、学校教師、パイロット、CA、報道機関等の要職を担い、社会の各分野において活躍をしております。また、社会奉仕団体ライオンズクラブ、RCにも所属し、地域における奉仕活動を致しております。

同窓会は60年の還暦を迎え、同窓会を活性化にするために組織の変更や各部会の連絡網を充実し、東京、大阪に支部を設立して会員同士の絆を深め、未来の100年に向けてOB・OG50,000人が更に世界社会において大きな役割と責任を果たして参ります。