7月27日(木)から29日(土)にかけて、山形県鶴岡市で開催された「第7回高校生バイオサミットin鶴岡」の研究発表部門に参加し、研究成果をポスター形式で発表しました。
[第7回 高校生バイオサミットの会場(鶴岡市先端研究産業支援センター)]
高校生バイオサミットは、慶應義塾大学先端生命科学研究所・山形県・鶴岡市で構成される高校生バイオサミット実行委員会が企画する生物分野の研究発表会です。全国の高校に参加資格がありますが、研究論文による1次審査を経てバイオサミット(本大会)出場資格が与えられます(本大会出場校はこちら)。バイオサミット初日にポスター発表で成果を発表しますが、初日夜における審査会を経て、さらに優秀な発表が10数点選出されます。選ばれた学校はバイオサミット2日目の決勝審査に進出し、さらに厳しい基準で文部科学大臣賞や厚生労働大臣賞等の受賞対象が選ばれます。
学会の高校生ポスター発表部門での入賞や日本学生科学賞中央審査出場などの実績をもつ学校が多く、ハイレベルな大会です。
[ポスター発表のようす]
本校は、『理科年表における「イモリ胚・幼生成長速度」を検証する』という研究題目で、イモリの初期発生における細胞周期について実験・考察した研究成果を発表しました。
[発表用のポスター]
バイオサミット当日の審査はポスターを使ったプレゼンテーション4分と質疑応答4分によるもので、4名の審査員がそれぞれに審査します。審査員は全員が博士号をもつ一流の研究者であり、データ解析や考察が適切であるかを厳しく審査します。発表や質疑応答には、あらかじめ登録した研究代表者1名が責任をもって行うことになりますが、共同研究者は質疑応答をサポートすることもできます。
[初日の審査のようす]
[2日目の最初に予選を通過した研究が発表されます]
[決勝審査のようす]
本校は、書類による1次審査と初日の予選審査を通過し、見事決勝審査への進出を果たしました。
多くの出場校が大学の研究施設を使い最先端の研究を行っている一方で、本校は高校単独で研究を行っています。入賞には至りませんでしたが、研究内容は高く評価され、入賞した高校との差は僅かであったと審査員からお聞きしました。
今回はプレゼンテーションと質問応答によって差がついたと思われるため、その点を反省し次の研究発表につなげたいと思います。