富山第一高等学校

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自宅が、教室に。/オンラインデーの実践

生徒のいない教室から、授業配信

台風や大雪、地震、感染症の拡大など、登校が難しくなる“もしも”のとき。本校では、そうした状況下でも学びを止めないために、「オンラインデー」を定期的に実施しています。

この日は、教室に生徒の姿は一切ありません。生徒たちはそれぞれの自宅から、タブレットを使ってオンラインで授業に参加。先生は校内の教室から授業を配信し、通常通りの時間割に沿って1日が進みました。

朝礼から、1日が始まる。

1日の始まりは、いつもと変わらない、クラスごとの朝礼です。担任の呼びかけに、カメラの前で順次元気に返事する生徒たち。カメラやマイクの使い方も確認しながらのスタートでした。

社会で当たり前となったオンライン会議ツールを学校でも自然に使いこなす力を育む機会です。そして、これは生徒だけでなく、配信する教員にとっても大切なトレーニングの機会です。アプリの操作方法や音声・通信環境の確認、スムーズな接続・進行など、一つひとつをチェックしながら進めていました。

オンラインでも「伝わる」「つながる」授業を目指して

オンライン授業では、どのようにすれば画面越しでも分かりやすく伝えられるか、また一方向の受け身の参加にならないようにするにはどうすればよいか——。これは、まさに教員一人ひとりの工夫の見せ所です。

今日のオンラインデーに向けて、各教科の特性やねらいに応じた授業構成を綿密に準備してきました。カメラと黒板を組み合わせた板書型の授業、学習動画とワークを組み合わせた取り組み型の授業、iPadの書き込み機能を活用して説明のプロセスを可視化する授業など、オンラインという環境で最適化できるよう、教員それぞれに工夫した授業づくりを実践しました。

ICTで、学びの可能性を広げる。

本校は文部科学省より「DXハイスクール」の指定を受け、ICTやデータ活用を通じた先進的な学びを積極的に展開しています。こうした日常的な取り組みを通じて、どんな状況でも柔軟に学び続ける力、そしてデジタル技術を使いこなす実践力を育んでいきます。

「オンラインだからこそできる学び」も、これからの教育の大切な選択肢の一つ。
TOMIICHIは、ICTを味方に、学びの可能性をさらに広げていきます。

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