音声学×味覚
富山県高等学校英語プレゼンテーションコンテストのリサーチプロジェクト部門で、英語部2学年の4名が、優良賞を受賞しました。
研究テーマは「Yummy Name ― おいしい名前」。
日常にあふれる商品名の“音の響き”に注目し、「どうしてこの名前はおいしそうに聞こえるのか?」という素朴な疑問から探究が始まりました。音と味覚の関係を科学的に解き明かそうと、音声学の視点から研究を進めました。

架空の食べ物で検証する
学術的な文献調査をもとに、チームは“おいしく感じる音”と“まずそうに感じる音”の特徴を整理。仮説を立て、実際に架空の食べ物名を考案して高校生を対象にアンケートを実施しました。「どんな音の組み合わせが食欲をそそるのか」「どんな発音が不快に感じられるのか」をデータとして分析。言葉の響きと味覚のイメージの関係に迫りました。

データと英語で語る「おいしさ」
探究を通して、メンバーは英語で論理的に説明し、データをもとに仮説を検証する力を磨きました。発表では、音から味を探るという斬新な切り口と、アンケートデータに基づく説得力あるプレゼンテーションが高く評価されました。
英語部では今後も、身近な問いを探究し、世界へ発信する力を育んでいきます。
