富山第一高等学校

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1人1台端末 × 化学実験/データサイエンス実践

「協働実験」という発想

50分の限られた授業時間の中で、十分なデータポイントをどう確保するかが、理科の実験の1つの課題です。TOMIICHIでは、その課題を「一人1台端末」と「ファイルの共同編集」で解決。反応物の量を少しずつ変えた複数条件の実験を、全生徒で分担して同時進行で実施しました。一人では膨大な時間がかかる条件設定も、協働することで効率よく実施できました。

データを瞬時に集約。

Googleスプレッドシートの共同編集機能を活用することで、生徒一人ひとりが測定したデータをリアルタイムで一つのシートへ集約。瞬時に1つのデータセットが完成し、全体像を把握できる環境が整いました。集約したデータをもとにグラフを作成し、反応物と生成物の量的関係を解析。十分なデータサイズを集め、それをグラフで可視化し、規則性を見つけるという流れを、1コマ50分の授業内で完結することができました。

化学実験 × データサイエンス

DXハイスクール指定校であるTOMIICHIでは、日々の授業の中でICTとデータ活用を積極的に推進しています。今回の協働実験はその象徴的な取り組みの一つ。実験とデータ解析をその場で並行して実施する密度の濃い授業を展開でき、化学反応の量的関係の理解を深めることができました。TOMIICHIはこれからも、新しい学びへの挑戦を続けていきます。

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