7月5日(水)期末試験後に図書委員18名が、図書委員の校外研修として金沢大学角間キャンパス附属図書館中央図書館へ行ってきました。中央図書館には、和書854,768冊、洋書330,449冊の合計1,185,217冊の蔵書があり、蔵書数は国内の大学でも有数の図書館だそうです。一般公開もしており、開かれた図書館でした。
研修では3グループに分かれて、司書の方々にご案内していただきながら図書館ツアーを行いました。地下書庫の広さや自動で開閉される書棚に皆で圧倒されました。また館内併設の「金沢大学資料館」には、77,000点以上の資料やコレクションがあり、松永さんによる詳細な解説を伺いながら見学しました。大学の前身である第四高等学校時代の資料だけでなく、金沢市指定文化財にもなっている加賀藩校時代の貴重なものありました。
金沢大学の基盤となった加賀藩彦三(ひこそ)種痘所が創設されて昨年で160周年を迎えられたそうですが、種痘所の頭取である黒川良安(くろかわまさやす)氏は現在の上市町出身の方だと伺い、生徒たちは親近感を感じながら興味深そうに見学していました。
金沢大学の学生さんたちの様子を見ていると、ただ静かに本を読むだけではなく、併設されたカフェを利用しながら読書を楽しんだり、仲間とアクティブに活動したりできる空間で勉学に励んでおり、館内全体がとても明るい雰囲気でした。今回の研修を通して、特に3年生は大学への進学意欲を募らせたのではないかと思います。