2年の生物の授業で、大腸菌の遺伝子組換え実験を行いました。組換えに用いたDNAには、「オワンクラゲ」という光るクラゲの遺伝子(GFP)が入っており、このクラゲの遺伝子がはたらくと、緑色の蛍光を発します。(ちなみにGFPはノーベル賞受賞者の下村脩博士により発見)
暗室に大腸菌のシャーレを入れてUV(紫外線)で照らすと・・・きれいな緑色の蛍光が確認できました!遺伝子組換えというミクロの変化が、目に見える「形質」へと変わることに感動しました。
シャーレに丁寧に大腸菌をまきます。培養時間もあって実験期間は1週間以上になりましたが、緊張感をもって実験し、期待通りの結果が得られました。
目的外のものが混入すること(コンタミ)を防ぐため、実験操作はクリーンベンチという清潔な装置内でおこないました。
DNAや微生物を扱う実験経験を重ねているため、無菌のピペット操作も手馴れていました。